車を運転していると、まれに「ガタガタ」と揺れるような振動を感じることがあります。
まっすぐ走っているのに、ハンドルがブルブル震えたり、車体全体が上下に揺れたりすると、少し不安になりますよね。
このような振動は、車のさまざまな不具合のサインかもしれません。
そのままにしておくと、部品が大きく損傷したり、思わぬトラブルに発展するおそれもあります。
本記事では、「走行中に車がガタガタ揺れる」という症状の主な原因や、それぞれの特徴についてわかりやすくご紹介します。
はじめての方でも理解しやすいように、やさしく丁寧に解説しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
車が走行中にガタガタ揺れる主な原因とは?
走行中のガタガタとした揺れは、タイヤまわりのトラブルだけでなく、足回りやエンジンまわりなど、いくつかの原因が重なって起こることがあります。
ここでは、ドライバーがとくに気をつけたい代表的な原因を3つに分けてご紹介します。
タイヤやホイールのバランスが崩れている
車が走るときにガタガタと揺れる原因として、最も多く見られるのがタイヤやホイールのアンバランスです。
タイヤの空気圧が不足していたり、すり減り方に偏りがあると、車体が上下や左右に不安定に動きます。
また、縁石などにぶつかったことがある場合、ホイールがわずかに歪んでしまっていることもあります。
とくに高速道路を走っているときにハンドルが細かく震えるような感覚があるなら、ホイールバランスのズレが疑われます。
タイヤのバランス調整は、専門の整備工場で比較的短時間で対応できるため、早めの点検が安心につながります。
サスペンションなど足回り部品の劣化
車の足回りには、路面の振動をやわらげるための部品が多く使われています。
中でもショックアブソーバーと呼ばれる部品が弱ってくると、路面の凹凸をうまく吸収できず、車体全体がガタガタと大きく揺れるようになります。
このような足回りのトラブルは、急な段差や悪路をよく通る車に多く見られます。
走行距離が伸びてくると、ゴム製のブッシュといった細かい部品も劣化して、異音や振動が目立つようになります。
走行中のガタガタが、まるで地面を叩くような硬い衝撃であると感じたら、一度プロによる点検を受けたほうがよいでしょう。
エンジンや駆動系パーツの不具合
走行中の振動は、タイヤや足回りだけでなく、エンジンや駆動系のパーツが原因になっていることもあります。
たとえば、エンジンを支えている「エンジンマウント」という部品が劣化していると、アイドリング中や加速時に細かな振動が車内に伝わります。
また、車が前に進む力を生み出すドライブシャフトに不具合がある場合も、ハンドルや車体がガタつきやすくなります。
とくにアクセルを踏んだ瞬間や、カーブを曲がるときに振動が強くなるなら、駆動系のトラブルが疑われます。
自分では見えにくい場所なので、気になるときは整備工場で詳しく調べてもらうことをおすすめします。
車が走行中にガタガタ揺れる時のチェックポイント
車が走行中にガタガタ揺れるとき、もっとも最初に確認したいのがタイヤまわりです。
運転中に感じる振動の多くは、タイヤやホイールのわずかな異常が引き金になっていることが多いからです。
ここでは、運転前後に自分でもチェックしやすいポイントをご紹介します。
空気圧・摩耗・ナット緩みを確認しよう
まず、タイヤの空気圧が適正かどうかを確認しましょう。
空気が少なくなっていると、タイヤがたわんで路面との接地が不安定になり、走行中にガタガタとした揺れを引き起こします。
また、片側だけがすり減っていたり、変な形に摩耗している場合も、タイヤのバランスが崩れて振動の原因になります。
もしタイヤの摩耗が進んでいる場合は、前後や左右を入れ替える「ローテーション」も効果的です。それでも改善しない場合は、交換が必要になるかもしれません。
また、意外と見落としやすいのが、ホイールナットのゆるみです。
走行中に微妙な振動を感じる場合、ナットがきちんと締まっていない可能性があります。
心配なときは、カーショップや整備工場でトルクレンチを使って正確に締めてもらいましょう。
ホイールバランスとアライメントも要注意
ハンドルがブルブルと震えるような振動があるときは、ホイールバランスが崩れているかもしれません。
これはタイヤを回転させたときに重さの偏りがあることで起こる現象で、特に高速走行中に顕著になります。
ホイールバランスは、自分で見ても分かりにくいため、専門店でチェックしてもらうのが確実です。
もうひとつ注意したいのが、4輪アライメントです。
これは4つのタイヤが正しく取り付けられているかどうかを調べる作業で、もしズレていると、直進時にも左右に引っ張られるような違和感を覚えることがあります。
アライメントが狂っていると、タイヤの片減りにもつながるため、早めの調整が必要です。
どちらも定期点検の際にお願いすれば、プロの目でしっかりチェックしてもらえるので安心です。
最近タイヤを交換したばかりという方も、こうした見えないズレがあるかもしれないと考えておくとよいでしょう。
車の走行中のガタガタを招く足回りトラブルとは?
タイヤやホイールに異常がない場合でも、車がガタガタと揺れることがあります。
とくに足回りのパーツに不具合があると、振動は車内に大きく伝わってきます。
ここでは、足回りの中でもとくに振動に関わる部品について見ていきましょう。
サスペンションのヘタリが振動を生む
サスペンションは、車の上下の揺れを吸収して、なめらかな走行を支えている重要なパーツです。
その中でもショックアブソーバーは、走行中に受ける細かな衝撃をやわらげてくれる役割を持っています。
ところが、このショックアブソーバーが劣化してくると、路面からの振動をうまく吸収できなくなり、車体が大きく上下に揺れてしまいます。
とくに段差を越えたときに車がポンポンと跳ねるような感覚があるなら、ショックアブソーバーの交換時期が近いサインかもしれません。
サスペンションのヘタリは徐々に進行するため、気づかないまま走行してしまうこともあります。
なんとなく乗り心地が悪くなったと感じたら、足回りの点検を受けるタイミングです。
ハブベアリングやブッシュの異常にも注意
足回りには、もうひとつ見逃せないポイントがあります。
それがハブベアリングと呼ばれる、タイヤの中心にある回転部分です。
ここにガタつきがあると、走行中に細かい振動や異音が発生します。
放っておくと走行中にタイヤが異常な動きをする危険性があるため、早めの整備が必要です。
また、足回りの各所には「ブッシュ」というゴム製の部品が使われています。
これらは部品同士をやさしくつないで、金属が直接ぶつからないようにしている緩衝材です。
ブッシュが劣化してひび割れたり硬くなったりすると、車体に小さな振動が伝わりやすくなります。
これらのパーツは外からは見えにくいため、素人では判断が難しいこともあります。
少しでも違和感があるときは、早めに整備士へ相談して、プロの視点で原因をはっきりさせることが大切です。
エンジンが原因で車がガタガタ揺れる場合もある?
車がガタガタ揺れる原因は、タイヤや足回りだけではありません。
走行中や停車時に発生する細かな振動は、エンジンまわりの不具合によるものかもしれません。
とくに、加速時やカーブを曲がるときなど、特定のタイミングで揺れが強くなる場合は、エンジンや駆動系のチェックが必要です。
エンジンマウントの劣化が振動を伝える
エンジンマウントは、エンジンを車体に固定する役割を持ちながら、その振動を吸収するための部品です。
ゴム製のマウントがクッションのようにエンジンの動きを支えていますが、経年劣化により硬くなったり、ひび割れたりすると、エンジンの振動がそのまま車体に伝わるようになります。
信号待ちのときに車全体がブルブルと震えるような感覚がある場合、エンジンマウントの劣化が疑われます。
加速時に急にガクッと揺れることもあり、乗り心地の悪化につながります。
エンジンマウントの状態は、外からは確認しにくいため、違和感を覚えたら専門の整備工場で点検してもらうと安心です。
ドライブシャフトやプロペラシャフトの不具合
車の動力をタイヤに伝える部品として、ドライブシャフトやプロペラシャフトがあります。
これらはエンジンの回転をタイヤに伝える重要な役割を担っていますが、部品のつなぎ目にあるジョイントが傷んでくると、走行時に「ガタッ」や「コトコト」といった異音が生じるようになります。
とくに、アクセルを踏んだ直後やカーブを曲がるときに振動や異音が強くなる場合は、ドライブシャフトの不具合を疑ってみるとよいでしょう。
4WD車ではプロペラシャフトも搭載されており、こちらが原因となってリア側から揺れを感じるケースもあります。
これらの駆動系トラブルは放置すると走行中の制御に影響が出ることもあるため、早めの点検と修理が必要です。
日ごろとは違う振動を感じたときは、走行データや状況をメモに残しておくと、整備士への相談時に役立ちます。
まとめ
今回は、車が走行中にガタガタ揺れる原因と対策について解説しました。
タイヤの空気圧やホイールのバランス、サスペンションやエンジンマウントの劣化など、振動のもとになるポイントは多岐にわたります。
とくに日頃のメンテナンスを怠ると、知らず知らずのうちに不具合が進行してしまうこともあります。
「少し変だな」と感じたときが、点検のベストタイミングです。無理に判断せず、早めに整備士に相談することで、大きなトラブルを防げます。
安全で快適なカーライフのためにも、定期的なチェックと丁寧な運転を心がけていきましょう。
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