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車の下にオイル漏れ?地面に残る液体の正体と応急処置の方法を徹底解説!

2025.3.1  お知らせ  , , , , , , , , ,

駐車場に停めていた車を動かした後、地面に黒っぽいシミが残っているのを見たことはありませんか?

「えっ、オイル漏れ?大丈夫かな…」

このように不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
車のオイル漏れは、放置するとエンジンの故障や火災などのリスクにつながるため、早めの対処が必要です。

しかし、車の下にできるシミがすべてオイルとは限りません。
そこで本記事では、オイル漏れの見分け方や原因、応急処置の方法、修理費用について詳しく解説します。

もし愛車の下に謎のシミを発見したら、慌てずに本記事を参考にしてくださいね。

車の下にオイル漏れ?地面に漏れる液体の種類と見分け方

車の下にシミがある場合、実はオイル以外の液体が漏れていることも少なくありません。
ここでは、車の下に漏れることがある主な液体とその見分け方について解説します。

エンジンオイル漏れ(黒っぽくてベタつく)

エンジンオイルが漏れると、エンジンの性能が低下します。
最悪の場合はエンジンが焼き付いてしまうこともあります。

エンジンオイルの特徴は、黒っぽい色で、触るとベタつくことです。
新しいオイルは茶色っぽいこともありますが、時間が経つと黒くなります。

そのため、黒っぽい液体が漏れていたらエンジンオイルの可能性が高いです。

また、漏れた場所がエンジンの下部であれば、オイル漏れの疑いが強まります。

冷却水(カラフルで甘い匂いがすることも)

冷却水が漏れると、オーバーヒートを引き起こし、エンジンに深刻なダメージを与えることがあります。

冷却水は緑・青・ピンクなどのカラフルな色をしていることが多く、甘い匂いがすることもあります。

特にラジエーターやホース付近から液体が漏れている場合は、冷却水漏れの可能性が高いため、すぐに修理を検討したほうが良いでしょう。

トランスミッションオイル(赤色が特徴的)

オートマチック車に搭載されているトランスミッションオイルは、ギアの摩擦を減らし、スムーズな変速を可能にするためのオイルです。

このオイルが漏れると、変速ショックが大きくなったり、最悪の場合は走行不能になることもあります。

トランスミッションオイルの見分け方は、赤色やピンク色の液体が漏れているかどうかです。

エンジンオイルと違ってサラサラした質感があり、漏れている場所が車の中央部付近ならトランスミッションオイルの可能性が高いです。

ブレーキオイル(滑りやすく危険!)

ブレーキオイルが漏れていると、ブレーキの効きが悪くなり、重大な事故につながる危険性があります。

ブレーキオイルは透明〜淡黄色で、非常に滑りやすいのが特徴です。

ブレーキペダルを踏んだときに違和感がある場合や、タイヤ周辺に液体が漏れている場合は、ブレーキオイル漏れを疑いましょう。

エアコンの水(透明で問題なし!)

夏場にエアコンを使った後、車の下に水たまりができることがありますが、これはエアコンのドレン水なので心配はいりません。

これは車内の湿気を取り除くために発生する水分であり、エアコンの正常な機能の一部です。

エアコンのドレン水は透明で、無臭なのが特徴です。
もし車の下に透明な液体がポタポタと落ちているだけなら、心配する必要はありません。

エンジンオイル漏れの原因は?

オイル漏れを放置すると、エンジンの性能が低下し、最悪の場合はエンジンが故障する可能性もあります。

ここでは、エンジンオイル漏れの主な原因について詳しく解説します。

よくある原因①ガスケットやシールの劣化

エンジンオイルの漏れで最も多い原因は、エンジンの各部に使われているガスケットやシールの劣化です。

これらは、オイルが外に漏れ出さないように密閉しています。
しかし、長年の使用によって硬化したり、ひび割れが発生したりすると、オイルが滲み出してしまいます。

定期的なメンテナンスでガスケットの状態をチェックし、劣化が見られる場合は早めに交換することが重要です。

よくある原因②オイルドレンボルトの緩み

エンジンオイルを交換する際、オイルを抜くためにドレンボルト(オイルパンの下部にあるボルト)を開けます。

このボルトが適切に締められていないと、そこからオイルが漏れる原因になります。

また、オイル交換時にドレンボルトのパッキン(ワッシャー)を交換しないと、隙間ができてオイルが滲み出すことがあります。

オイル交換後にオイル漏れが発生した場合は、ドレンボルトがしっかり締まっているか、パッキンが適切に交換されているかを確認してみましょう。

よくある原因③オイルフィルターの取り付けミス

オイルフィルターも、取り付けが適切でないとオイル漏れを引き起こす原因になります。

オイルフィルターはエンジンオイルの不純物を取り除く重要な役割を持っています。
そのため、交換時に締め付けが不十分だったり、逆に締めすぎて変形してしまうと、接合部分からオイルが漏れることがあります。

また、古いフィルターを取り外した際にゴムパッキンがエンジン側に残ってしまい、新しいフィルターと二重に重なることで隙間ができることもあります。

このような場合もオイル漏れの原因になるため、フィルター交換時にはしっかりと確認しましょう。

よくある原因④オイルパンの損傷

オイルパンは、車の下部に位置しているため、縁石や道路の段差にぶつかった衝撃で損傷し、オイルが漏れることがあります。

車高の低い車や、オフロード走行をする機会が多い車は、オイルパンを傷つけるリスクが高くなります。

オイルパンにヒビや穴が開いていると、少しずつオイルが漏れるだけでなく、一気にオイルが流れ出てしまうこともあるため、早急な修理が必要です。

オイル漏れを見つけたら?応急処置の方法

オイル漏れを発見したら、慌てずに状況を確認し、適切な対応を取ることが大切です。

ここでは、オイルが漏れている場合の「応急処置の方法」を解説します。

まずはエンジンオイルの量をチェック!

最初にやるべきことはエンジンオイルの量を確認することです。
オイルが減りすぎていると、エンジンの潤滑が不十分になり、故障のリスクが高まります。

オイル量をチェックするには、エンジンが冷えている状態でボンネットを開け、オイルレベルゲージ(ディップスティック)を使ってオイルの量を確認します。

ゲージを引き抜き、ティッシュや布で拭いてから再度差し込み、もう一度引き抜いてオイルの量を確認しましょう。

適正な範囲内にオイルがあるかどうかがポイントです。

オイルが極端に減っている場合は、すぐにオイルを補充し、近くの整備工場で点検を受けることをおすすめします。

市販の漏れ止め剤って本当に効く?

市販の「オイル漏れ止め剤」を使用する方法があります。
これは、エンジンオイルに加えることで、シールやガスケットのひび割れを補修し、オイルの漏れを軽減する効果が期待できます。

ただし、漏れ止め剤はあくまで応急処置としての役割が強く、完全に修理できるわけではありません。

軽度のオイル漏れであれば一定の効果がある場合もあります。
しかし、ガスケットの劣化やオイルパンの損傷など、根本的な問題を解決するものではないため、早めの修理を検討する必要があります。

絶対NGな対応!やってはいけないこと

オイル漏れを発見したときに、やってはいけない対応もあります。
間違った対処をすると、状況を悪化させたり、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。

絶対にNGな対応は、以下の3つです。

  • オイル漏れを放置する
  • オイルを過剰に補充する
  • 適当なオイルを入れる

このような対応をしてしまうと、オイル漏れが悪化したり、エンジンの性能が落ちたりするなど、トラブルを助長する恐れがあるため、注意しましょう。

オイル漏れの修理費用はどれくらい?

オイル漏れの修理費用は、原因や修理方法によって大きく異なります。
軽度のオイル漏れであれば、ドレンボルトの緩みやパッキンの劣化が原因であることが多く、締め直しや部品交換だけで3,000円〜1万円程度で修理が可能です。

一方、ガスケットやシールの劣化によるオイル漏れの場合は、部品交換が必要となり、1万円〜5万円程度の費用がかかることが一般的です。

特にエンジンヘッドガスケットの交換は作業工程が多いため、3万円〜10万円程度になることもあります。

また、オイルパンが損傷している場合は、オイルパン自体の交換が必要となり、5万円〜10万円以上の費用がかかるケースもあります。

オイル漏れを放置してエンジン内部に深刻なダメージが生じた場合、修理費用は高額になります。

例えば、エンジンが焼き付いた場合は、エンジンのオーバーホールや載せ替えが必要になり、数十万円以上かかることもあります。

オイル漏れは放置せず、早めに修理をすることで、より高額な修理費用を避けることができます。

まとめ

今回は、車のオイル漏れの原因や対処法、修理費用について解説しました。
オイル漏れは放置するとエンジンの損傷につながり、修理費用も高額になる可能性があります。

そのため、早期発見と適切な対処がとても重要です。

オイル漏れを防ぐためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
オイル交換の際にガスケットやドレンボルトの状態をチェックし、異常がないか確認することで、トラブルを未然に防げます。

また、オイル漏れのサイン(黒いシミ、オイル量の減少、異音など)を見逃さないことも大切です。

愛車を長く快適に乗るためにも、オイル漏れの兆候を見つけたら早めに対処し、安全なカーライフを送りましょう。

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