夏のドライブ中に車のエアコンが突然効かなくなった経験はありませんか?
車内温度はあっという間に上昇し、熱中症や運転ミスのリスクが高まります。
本記事では、エアコンが効かないときにすぐ実践できる応急処置7選を中心に、考えられる故障原因・修理費用の相場・自分でできるチェック方法まで徹底解説。
さらに、扇風機やインバーターを活用した裏ワザ的な応急対策も紹介しています。
「急に冷えない!どうしよう!」という場面でも慌てず対応できるよう、本記事を保存版としてぜひご活用ください。
車のエアコンが効かない!まず取るべき応急処置7選
車のエアコンが効かないときの応急措置として、下記の7つが挙げられます。
- エアコンの設定を見直す
- 窓を開けて風を通す
- 日陰へ車を移動する
- 保冷剤や氷で身体を冷やす
- 車載扇風機+インバーターを活用する
- カー用品店で冷却グッズを調達する
- 一時的にエアコン以外の送風を使う
詳しく解説していきます。
1. エアコンの設定を見直す
エアコンが効かないと感じたときは、まず設定を確認してみましょう。
夏場は外気温が高いため、温度設定が27〜28℃のままだと冷風が出ていても涼しく感じられないことがあります。
設定温度を25℃以下に下げ、風量を最大にすることで、車内を効率よく冷やせるでしょう。
あわせて、「外気導入」になっていないかもチェックしてください。
外気導入のままだと外の熱気を取り込んでしまい、冷房効果が下がります。
「内気循環」に切り替えることで、冷えた空気を車内で循環させやすくなるのです。
ただし、内気循環を長時間使うと二酸化炭素がたまり、眠気や頭痛の原因になることも。
30分に一度は窓を開けて換気するのがおすすめです。
2. 窓を開けて風を通す
エアコンがまったく効かない場合は、窓を開けて外の風を取り入れましょう。
とくに走行中は風の流れができやすく、体感温度を下げるのに効果的です。
空気を効率よく入れ替えるには、運転席か助手席の窓を10cmほど開け、対角にある後部座席の窓を5cmほど開けるのがコツ。
この方法で車内の熱気が外に逃げ、風が通りやすくなります。
渋滞中や停車中でもこの換気方法を使えば、暑さを少しでも和らげられるでしょう。
3. 日陰へ車を移動する
車内温度の上昇を抑えるには、できるだけ早く日陰に移動することが大切です。
とくに渋滞中や停車時は、直射日光を避けるだけでも体感温度は大きく変わります。
立体駐車場や高架下、木陰などを見つけて車を停めれば、車内の熱こもりを軽減できます。
また、黒や濃い色のボディは熱を吸収しやすいため、こうした車では特に日陰の確保が重要です。
4. 保冷剤や氷で身体を冷やす
車内が暑くてつらいときは、保冷剤や氷を使って身体を直接冷やすのも効果的です。
首、脇、足の付け根など太い血管が通る場所を冷やすと、全身の体温を効率よく下げることができます。
コンビニやスーパー、サービスエリアなどで氷や冷たい飲み物を購入して応急的に活用しましょう。
タオルに包んで首に巻いたり、飲料と併用して熱中症予防につなげるのがポイントです。
5. 車載扇風機+インバーターを活用する
エアコンの風がまったく出ない場合は、車載用の扇風機を使ってしのぐ方法があります。
シガーソケットに差し込んで使えるタイプや、USB接続に対応したモデルを選べば、簡単に取り付け可能です。
もしUSBタイプの扇風機を使う場合は、シガーソケットからUSBに変換できるインバーターを用意しましょう。
いずれもカー用品店や通販サイトで手に入り、比較的手頃な価格で揃えられます。
風が出るだけでも体感温度はかなり変わるため、エアコンが故障したときの応急的な冷却手段として非常に有効です。
6. カー用品店で冷却グッズを調達する
カー用品店やホームセンターでは、夏の暑さ対策グッズが数多く販売されています。
エアコンが使えないときでも、こうしたアイテムを活用することで車内の快適性を大きく改善できますよ。
たとえば、冷却スプレー、冷感シート、小型の冷風機、サンシェード、断熱マットなどは、車内温度の上昇を抑えるうえで効果的です。
とくにサンシェードは、駐車中の直射日光を防ぐために必須アイテムといえるでしょう。
暑さが厳しくなる前に、あらかじめこうしたアイテムを車に常備しておくと安心です。
7. 一時的にエアコン以外の送風を使う
エアコンの冷房機能が効かなくても、送風だけは使える場合があります。
送風モードに切り替えれば、少なくとも空気を車内に循環させることができ、こもった熱気を外に逃がす手助けになるでしょう。
。
特に走行中であれば、車外の空気を取り入れて動かすだけでも体感温度が下がることがあります。
完全に風が出ない場合はブロアモーターの故障などが考えられますが、風が出るなら応急的な換気手段として活用しましょう。
ただし、外気温が極端に高い日は熱風が入ってくることもあるため、状況に応じて窓開けや他の方法と組み合わせることが大切です。
エアコンが効かない主な原因5つ
エアコンが効かない主な原因として、下記の5つが挙げられます。
- エアコンガスの不足や漏れ
- フィルターの目詰まり
- コンプレッサーの故障
- ブロアモーターの不良
- エバポレーター・配管の汚れ
ここからは、ぞれぞれ原因について詳しく解説していきます。
1. エアコンガスの不足や漏れ
カーエアコンの冷房は、冷媒ガス(エアコンガス)が循環することで車内の空気を冷やしています。
このガスが不足していたり、どこかから漏れていたりすると、エアコンは作動していても冷たい風が出ません。
ガスは長年の使用で少しずつ減っていくため、7〜10年が補充の目安とされています。
また、ホースの劣化や接続部の緩みなどで、思いがけず漏れてしまうこともあるのです。
2. フィルターの目詰まり
カーエアコンには、外気や車内の空気を取り込む際にゴミや花粉などを取り除くエアコンフィルターが装着されています。
このフィルターが汚れやホコリで目詰まりしていると、風量が弱くなり、冷房の効きも悪くなってしまうことも。
特に長期間交換していない場合や、タバコのヤニ・ペットの毛などがたまりやすい環境では、フィルターの劣化が進みやすくなります。
一般的な交換の目安は、1年に1回、または走行距離1万kmです。
交換作業は、グローブボックスの奥にあるカバーを外すだけでできる車種が多く、比較的簡単に自分でも作業可能です。
エアコンの効きが悪くなったと感じたら、まずはこのフィルターを確認してみましょう。
3. コンプレッサーの故障
エアコンのコンプレッサーは、エアコンガスを圧縮し、冷媒として循環させるための心臓部ともいえる部品です。
このコンプレッサーが故障すると、エアコンが作動しても冷風が出なくなります。
症状としては、エアコンのスイッチを入れても「カチッ」という作動音がしない、あるいは冷たい風が一切出ないといったケースが多く見られます。
コンプレッサーの故障は修理費用が高くつきやすいため、冷房がまったく効かないと感じた場合は、早めに専門業者に点検を依頼しましょう。
4. ブロアモーターの不良
ブロアモーターは、エアコンの風を車内に送り出す役割を持つ部品です。
このモーターが故障すると、風がまったく出なかったり、風量の調節ができなくなったりします。
モーターの劣化は経年によるものが多く、特に10万kmを超える車では故障リスクが高まってしまいます。
風が出なくなったときは、単なる設定ミスではなく、機械的な不具合を疑ってみる必要があるでしょう。
5. エバポレーター・配管の汚れ
エバポレーターは、空気を冷やす過程で冷媒ガスが熱交換を行う重要な部品で、ここに汚れがたまると冷却効率が落ち、冷たい風が出にくくなることがあります。
また、配管の内部にオイルや不純物が付着してガスの流れを妨げる「オイルファウリング」という現象も冷房不良の原因です。
これらの汚れは目視で確認することが難しく、放置するとコンプレッサーなど他の部品にも悪影響を与えるおそれがあります。
エアコンをつけても冷えが悪い、風は出ているのに車内がなかなか涼しくならないといった場合は、内部の汚れが原因の可能性があるため、専門店での点検をおすすめします。
エアコンの修理費用はどのくらい?パーツ別の相場を解説
車のエアコンが効かない原因はさまざまですが、故障箇所によって修理費用は大きく変わります。
以下に、主なパーツごとの症状と費用の目安をまとめました。
故障箇所 | 修理費用の目安 |
エアコンガス補充 | 約6,000円〜 |
エアコンガスクリーニング(全入替) | 約9,000円〜 |
フィルター交換 | 自分で:〜2,000円業者:約800円〜 |
コンプレッサー交換 | 約8万円前後 |
ブロアモーター交換 | 約2〜3万円 |
エバポレーター交換 | 約5万円 |
※上記はあくまで一般的な相場です。
車種や故障状況、整備業者によって価格は異なります。
正確な費用を知りたい場合は、早めの点検と見積もりをおすすめします。
自分でできるチェック方法とやってはいけないNG行為
エアコンが効かないからといって、すぐに修理に出す前に、自分で確認できるポイントがいくつかあります。
実は、簡単な点検やお手入れだけで改善するケースも少なくありません。
ここでは、初心者でもできるチェック方法と、逆にやってしまうと危険なNG行為について分かりやすく紹介します。
応急処置とあわせて覚えておくと、いざというときに役立ちますよ。
自分でできること
エアコンの効きが悪いときは、まずフィルターの汚れを確認しましょう。
多くの車では、助手席側のグローブボックス奥にフィルターがあり、簡単に交換できます。
詰まりがある場合は、新品に替えるだけで風量が改善することがあるでしょう。
また、中級者向けにはサイトグラス(点検窓)でのガス確認も方法の一つ。
エンジンとエアコンを作動させた状態で泡の出方をチェックし、泡が多ければガス不足の可能性があります。
ただし、車種によっては見られない場合もあるため、判断に迷う場合は無理をせず整備工場に相談しましょう。
やってはいけないNG行為
エアコンの不調に慌てて自己対応すると、かえって状態を悪化させることがあります。
特に、ガスの補充は専門知識がないまま行うと配管の損傷や火災の原因になり危険です。
また、異音や異臭を放置したり、送風が出ないのに設定だけで済ませるのも避けましょう。
応急処置で一時的にしのげても、不具合を放置すると修理費用が高額になる可能性があります。
少しでも異変を感じたら、早めに整備工場へ相談するのが安心です。
車のエアコンが効かないときは応急処置と原因確認を!放置せず早めの点検がカギ
車のエアコンが効かないときは、まず設定やフィルターの状態をチェックし、窓開けや日陰移動、保冷グッズの活用などの応急処置を試しましょう。
原因としてはガス漏れやコンプレッサーの故障、フィルターの目詰まりなどが考えられ、修理費用は数千円〜数万円と幅があります。
自己対応できる範囲を見極めつつ、やってはいけない行為を避け、早めに専門業者へ相談することが安全・安心の第一歩です。
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